16.02.2006 矢番えについて

武射系と礼射系が一緒に射位で矢番えする場合にはどうしたら良いであろうか? 基本的には大前に合わせるのが通常であるが、前もって大前に礼射か武射系を聞いておくと良いと思う。特に射礼を行う場合は、事前に位取り・歩数を合わせる事から、矢番えの息合いも調整しておくと後で慌てずにすむ。ここでは一般的に規定は無いが、合わせる方法を述べたい。

 

礼射系

武射系

1息目 吸う 右手は矢越えせず、甲矢に沿って筈の方向へ送る 右手は矢越えし、甲矢の中ほどを親指・人差指・中指の3本で持つ
1息目 吐く 右手中指が筈にたどり着く 甲矢を弦まで送る
2息目 吸う 中指で筈を弦へ推し進める 右手中指で筈を保つ
2息目 吐く 筈が弦にたどり着く 筈が弦にたどり着く

よって礼射系は一息で右手を筈まで持っていき、一息で甲矢を送る為に、手の動きが武射系に比べやや遅くなるが、基本的に一動作・一息である為に間延びしない。武射系は通常通り、二息で2回にわたって矢を送る。礼射系が一息で甲矢を送った場合は、武射系の矢番えが慌ただしくなる。 重要な事は、礼射・武射系それぞれ息合いに合わせ、甲矢を運び終えるのが同時になる事である。

各動作は息合いに注意し、矢番えによって集中力を失わない為にも、事前に話し合っておく方がよいと思う。ここでは私的意見を記載したが、他に矢番えを正しく合わせる方法があればご意見頂きたい。