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25.11.2005

初矢への意気込み

日頃の稽古では、一射毎に最大の注意を払って行射しなければならないが、特に初矢へ注意を払う。 通常の稽古では20-30射程度の矢数をかけ、又射形・射技の修正を伴ないながらとなるが、初矢は出来るだけこの修正個所を考えずに、例えば試合・審査へ向かう姿勢で、己の持っている最大の射が出来るように心がける。そのためには前の澄ましを十分に行い、空の状態で向かうように気を配る。 稽古はもちろん試合・審査の為だけではないが、特に高段者は大会・講習会等で矢渡しあるいは礼射等を努める事もあるから、何時でも己の持っている力が出せるように日頃稽古する事を薦める。